完成引き渡し前、もしくは引き渡し時に、
屋内,室内など全棟防音性能測定を実施します。
全棟 音の検査(騒音測定)実施します
実際の防音効果を知っていただくために、完成引き渡し前、もしくは引き渡し時に、全棟防音性能測定を実施します。
【測定方法】
同じ条件で発生する音を「屋外」と「室内」で計測致します。
「屋外」と「室内」の差をお施主様に提示し、どれだけ防音効果があるかをご説明しております。
※吸音効果の高いセルロースファイバーにより、防音効果はありますが、玄関や開口部などの極端な場所、
家具から伝わる振動の音を全て防音することはできません。予めご了承ください
高性能騒音機にて測定します。
「dB」デシベルとは 基準の信号と比較してどの程度大きいという表現の仕方です。
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身近な音の例
- 120デシベル
- 飛行機のエンジンの近く
- 110デシベル
- 自動車の警笛(前方2m)・リベット打ち
- 100デシベル
- 電車が通るときのガードの下
- 90デシベル
- 犬の鳴き声(正面5m)・騒々しい工場の中・カラオケ(店内客席中央)
- 80デシベル
- 地下鉄の車内・電車の車内・ピアノ(正面1m)
- 70デシベル
- ステレオ(正面1m、夜間)・騒々しい事務所の中・騒々しい街頭
- 60デシベル
- 静かな乗用車・普通の会話
- 50デシベル
- 静かな事務所・クーラー(屋外機、始動時)
- 40デシベル
- 市内の深夜・図書館・静かな住宅の昼
- 30デシベル
- 郊外の深夜・ささやき声
- 20デシベル
- 木の葉のふれあう音・置時計の秒針の音(前方1m)
音量のデシベルの定義
基準となる音圧は通常の人の耳に聞こえる最小音の2×10-5N/m2と比較してどの程度大きいという表現です。音量(dB)=20xlog(対象の音圧/基準音圧) 基準=2×10-5N/m2。 )
評価の基準:適用等級(日本建築学会による)
測定結果をもとに、建築物の用途に応じて、特級から3級までの適用等級として評価します。
事務所などに比較して、住宅や病院などは、より高い水準が求められます。
適用等級の意味
適用等級 | 遮音性能上の水準 | 説明 |
---|---|---|
特級 | 遮音性能上の水準 遮音性能上特に優れている |
説明 特別に高い性能が要求された場合の性能水準 |
1級 | 遮音性能上の水準 遮音性能上優れている |
説明 建築学会が推奨する好ましい性能水準 |
2級 | 遮音性能上の水準 遮音性能上標準的である |
説明 一般的な性能水準 |
3級 | 遮音性能上の水準 遮音性能上やや劣る |
説明 やむを得ない場合に許容される性能水準 |
参考:室間音圧レベル差に関する適用等級
建築物 | 部屋の用途 | 特級 | 1級 | 2級 | 3級 |
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集合住宅 | 部屋の用途 居室 |
特級 D-55 |
1級 D-50 |
2級 D-45 |
3級 D-40 |
ホテル | 部屋の用途 客室 |
特級 D-55 |
1級 D-50 |
2級 D-45 |
3級 D-40 |
事務所 | 部屋の用途 業務上プライバシーを要求される部屋 |
特級 D-50 |
1級 D-45 |
2級 D-40 |
3級 D-35 |
学校 | 部屋の用途 普通教室 |
特級 D-45 |
1級 D-40 |
2級 D-35 |
3級 D-30 |
病院 | 部屋の用途 病室(個室) |
特級 D-50 |
1級 D-45 |
2級 D-40 |
3級 D-35 |